文音、父・長渕剛から受け継ぐストイックさ 改名“長渕”外しの理由も語る
今まではどちらかというとヒューマン系の作品が多かったので、すごく新しい感覚でした。みなさんが私の表情を見て笑っていて、すごく新鮮でした。自分が表現することで笑いにつながることが、幸せだとも思いましたね。だから、お笑い芸人さんが自分の芸で笑ってもらうことって本望だと思うので、そういう気持ちなのかなって、ちょっとわかったような気もしました(笑)
――主人公のキャラクターは見栄っ張りでしたが、どのように役に近づいて行ったのですか?
もともと原作の大ファンで、共感する部分がたくさんあったので、そこは入りやすかったです。あとは彼女のテンションや熱量を絶対に落とさないことと、セリフですね。彼女は異様に早口なので、セリフ回しをとにかく練習しました。ただ、彼女は見栄っ張りではあるけれども、すごく一生懸命に生きている女の子でもあるので、そこは忠実に、私も一生懸命にやりたいという気持ちで挑みました。
――どういうきっかけで原作と出会ったのですか?
4年くらい前です。
ものすごく面白い漫画がある! とすすめられて手に取ってみたら、こんなに面白い作品があるのかって。映画化しないかなって思ったほどでした。原作では女性の友情がはかない感じに描かれていて、私もそう思う時期もありました。