2015年1月7日 13:28
CES 2015 - NVIDIA「Tegra X1」の正体、規格外の高性能は次世代運転支援への布石
NVIDIAは、米国時間の1月4日、ネバダ州ラスベガスのフォーシーズンズホテルにおいて記者発表会を開催し、次期モバイルSoC(System on Chip)となる「Tegra X1」を発表した。同SoCは、これまで開発コードネーム"Erista"(エリスタ)と呼ばれてきたものであり、その製造プロセスにはTSMCの20nmプロセスが採用されることも明らかにされた。概要はお届け済みだが、本稿ではTegra X1の詳細をレポートしたい。
同製品は、GPUアーキテクチャにGeForce GTX 980で採用されている第2世代のMaxwellアーキテクチャを採用し、256 CUDAコアを統合するとともに、CPUコアには64bit ARMアーキテクチャであるARMv8に対応したCortex-A57とCortex-A53を4基ずつ、合計8コアをbig.LITTLE構成で搭載する。
この両ARMコアは、ARMの64bitアーキテクチャであるARMv9に対応したコアで、Cortex-A57がハイパフォーマンス、同A53が省電力処理を担当することで、限られたTDP(Therm Design Power)