2015年1月7日 13:28
CES 2015 - NVIDIA「Tegra X1」の正体、規格外の高性能は次世代運転支援への布石
最新ゲームコンソールのXbox Oneで100W以上を要するのに対し、Tegra X1では約10Wで同等のグラフィックス表現やパフォーマンスを実現するとして、実際にTegra X1によるデモを披露した。
さらに、Tegra X1ではVPE(Video Processing Engine)と呼ぶビデオ機能も大幅に強化され、H.265対応やGoogleの最新動画圧縮技術であるVP9をサポートし、10bitの4K(3,840×2,160ピクセル)表示を60Hzのリフレッシュレートで出力できるようになるとともに、外部ディスプレイインタフェースとして、HDMI 2.0およびHDCP 2.2対応が追加された。
とはいえ、Tegra X1はモバイルSoCとして設計されており、チップサイズや消費電力の制約が大きい。そこで、NVIDIAでは、第2世代Maxwellで採用したカラー圧縮技術などのメモリ圧縮と、LPDDR4メモリへの対応を果たすことで、64bitメモリインターフェースながら、25.6GB/secのメモリ帯域を確保。さらに、4Kピクセル出力を効率的に行なえるよう、ROP(Raster OPeration)