くらし情報『サイバー犯罪の標的が多様化した2014年 - トレンドマイクロが2014年脅威動向レポートを公開、2015年の見通しも』

2015年1月8日 18:39

サイバー犯罪の標的が多様化した2014年 - トレンドマイクロが2014年脅威動向レポートを公開、2015年の見通しも

その攻撃回数も急増しており、2013年は全体で22件だったのに対し、2014年は467件と約21倍に増加した。その内、6件は「日本国内の事案」と染谷氏。

「お正月に買い物をしたところ、Windows XPを使ったPOSシステムのレジがあった。カードを使おうと思っていたが、職業柄、それを見て使うのをやめて、現金で支払った。全ての環境で危ないとは言わないが、組み込み機器向けWindows XP端末でも狙われないとは限らない。日本でもじきに対岸の火事では済まなくなっていくと思う」

○ネットバンキングを狙った攻撃も倍増

個人と法人の双方を狙った問題としては、ネットバンキングの被害が急拡大している。不正プログラムの検出数が2013年の2万2000件から4万4000件と倍増したほか、日本国内のマルウェア感染端末数が世界全体の24%を占めた。

「これまでは、ずっとアメリカの感染数がトップだった。
しかし、4月~6月に日本の感染割合が約1/4になるなど、急拡大している」(染谷氏)
これまでのネットバンキングを狙った攻撃では、IDとパスワードを盗み取ることで送金を行っていたが、不正送金を自動化する「自動送金システム(ATS)」

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