2015年1月8日 19:31
トレンドマイクロ、2014年の情報セキュリティ総括と2015年の展望
情報を守るうえで、スタートラインとなる。しかし、2014年にトレンドマイクロが行った調査では、情報資産の分類・重要度が定義され、棚卸が定期的に実施されているのは、24%にすぎなかった。攻撃者や内部犯が狙う個人情報の存在、保管場所を、そもそも企業や組織が把握していないということが、このようなサイバー犯罪の成功の要因になっているのではないかと、厳しい指摘を行っていた。
○2015年の脅威動向
2015年の脅威動向の展望であるが、まず、個人・法人共通の脅威では、以下の通りである。
ランサムウェアなど金銭目的の脅威の悪質化
オープンソースを狙った脅威の増加
個人を狙った脅威は、以下である。
モバイル決済システムを狙う脅威の到来
脆弱性を狙ったモバイル向けの脅威の悪質化
法人を狙った脅威は、以下の通りである。
標的型サイバー攻撃の多様化
IoE/IoTで取り扱われる情報が標的に
オープンソースは、多くのデバイス(公開システム、組み込み機器など)やOSを巻き込んでいくと予想される。Windowsでは、脆弱性の問題は日々、発生している。
モバイル端末でも、Windowsと同じような脆弱性の問題が発生するのではないか。