アントニー、芸能界で1番優しかった人を明かす「気づいたら涙が…」
その当時のアントニーは、仕事選べる段階じゃなかったから、『音痴なのに大丈夫?』と思いながらも」と振り返り、「『音痴じゃん』の枠だろうなと思って、頭からめちゃくちゃボケてたんですよ。『クリス・ハートさんとキャスティング間違われました』とかワチャワチャしてたら、周りとの温度差を感じ始めて……」。
「プロの人達が本気で勝ちに行っている」と肌で感じたアントニーは、「ハモネプつらいな……」と次第に後ろ向きな気持ちに。リハーサルの場所は駅から30~40分離れたところにあり、タクシーに乗るお金もなかったことから一人で歩いて帰っていたという。
「リハーサルが終わって、駅まで30、40分かけて歩いて帰っていたら、みんなの車がバーっと出ていくのよ。そしたら、1台の車が戻って来て。『何だろう?』と思ったら、Kさん。(今では)関根麻里さんの旦那のKさん」
Kから、「アントニー歩いて帰るの? いやいや、乗っていきな! 近くに駅ないでしょ? 駅まで送ってあげるよ」と呼び止められ、駅までの車中では、「大変だよね。
アントニーは芸人で、今回キャスティングされてさ。僕らはみんな歌がプロだから、こういう感じでできるけど、アントニーは分かんないもんね」