くらし情報『訪日観光客集客の秘策。地図データを用いた「ITによるおもてなし」とは』

2015年1月29日 09:00

訪日観光客集客の秘策。地図データを用いた「ITによるおもてなし」とは

特に近年では、特にアジア圏からの観光客が増えている。アジアは、中国語や韓国語、タイ語、インドネシア語など、様々な言語が使用されている「言葉のるつぼ」と呼ばれる地域だ。主要な言語に対処するだけでも、膨大な時間と手間が掛かることは確実。これがオリンピックともなれば、対応する言語の数は更に増える。開催まで残り5年。今すぐ始めても間に合うかどうか怪しい状況だ。「観光案内を多言語対応し、集客に結びつけるためには、もはやITの活用が欠かせません」(亀ケ谷氏)

○意外と知られていない地図情報の課題

現在では、目的地を探す場合はスマートフォンでGoogleMapなどの地図で確認をする人がほとんどだろう。もはや紙に印刷された地図を持つ人を見かける方が少ない。
しかし、訪日している観光客の多くは、紙に印刷された地図を見て観光を行っており、スマートフォンの地図を利用している人は滅多にいない。

この理由は、我々日本人が海外に行った時に置き換えると分かりやすい。つまり海外ローミングの問題があるので、気軽にスマートフォンでデータ通信ができないのだ。「日本でデータ通信を行うと莫大な料金が発生してしまう。ですから、海外からの観光客は、Wi-Fi経由以外では滅多にネット接続をしません」

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