くらし情報『2015年の花粉飛散量や飛散開始日を、気象予報士が徹底的に予想』

2015年2月3日 08:00

2015年の花粉飛散量や飛散開始日を、気象予報士が徹底的に予想

「昭和60年代から平成はじめまでの頃の平均値は(1平方センチメートルあたり)2,000個台だったのですが、今の都内全体の平均値は6,000個台です。この30年くらいの間に、花粉がおよそ3倍に増えています」。

すなわち、報道などで「今年の花粉は例年の半分ほどです」と言われても、30年前の時代では例年の1.5倍量に該当するというわけだ。村山さんは、直近20年における1平方センチメートルあたりの花粉量は毎年200個増えていると話した。

○花粉が飛び始めたらすぐに予防策を

そして最後に、2015年シーズンの花粉飛散開始日についても解説してくれた。

スギの雄花は「11月~12月が低温」「1月~2月初めが高温」だと、開花が早くなる。今冬は1月が平年並みの気温で、2月以降も平年並みの予想がされているため、「飛散開始時期はほぼ例年並み」(村山さん)とのこと。

飛散開始日は「1平方センチメートルの花粉が連続して1個になった最初の日」と定義されている。
例えば、2月3日に1平方センチメートルあたり1個の花粉が確認され、翌4日にも確認された場合、2月3日が「飛散開始日」となる。

村山さんは、例年1月下旬には1平方センチメートルあたり、0.3個とか0.6個の花粉が確認されるようになると話す。

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