草なぎ剛、難役やり遂げ自信に! 人生観も変化「日常の中の幸せに気づけた」
と語った。この難役を「考えすぎずに演じた」というところに役者・草なぎ剛の凄みを感じるが、一果の母親・早織(水川あさみ)と対峙するシーンは、さすがに大変さを感じたそう。「一果の本当の母親なので、すごい覚悟をもって僕に向かってくる。その気持ちが痛々しく、ドキッとさせられ、一果に対して本当の母親より私のほうが愛しているという気持ちを持つのは大変でした」と打ち明け、「あそこまであさみちゃんに睨まれると怖かった」と笑いながら付け加えた。
●新人・服部樹咲から刺激「僕を0に戻してくれた」
凪沙に芽生えた母性がひしひしと伝わってくる草なぎの演技。オーディションで独特な存在感とバレエの才能を見いだされ、本作で芝居に初挑戦した一果役の服部によって、自然と湧き出る母性があったという。
「一果を演じた樹咲ちゃんは、今まで演技をしたことがないがゆえに、僕の目の前にいるのは一果そのものだった。監督にいろいろ言われて大変そうだなというのも含めて、すごくいとおしく思えてきて。
そういうのがうまく相まって、役を超えて守ってあげたいと思わせてくれた」
また、「逆に僕が演技の勉強をさせてもらった」とも言い、「僕は樹咲ちゃんに比べたらいろんな作品に出演していますが、彼女を見て、そういうことではないんだなと。