草なぎ剛、難役やり遂げ自信に! 人生観も変化「日常の中の幸せに気づけた」
と明かし、「ちょうどそう感じられる歳になったから、この役を演じられたかなと。だから、このタイミングでしかできない役だったと思います」としみじみと話した。
●コンプレックスも受容「足りないところも含めて自分」
母親の気持ちを理解したことで心境の変化も。「親孝行しないといけないと思いましたし、家族を大切にしたり、身近にいる人に感謝しないといけないなとすごく感じました」と語る。
また、「日常の中に転がっている、ごくありふれたことが大切なんだなと。今日も僕は元気でいられて、おいしいものが食べられるし、仕事ができている。それが素晴らしいことなんだと、凪沙の役を通してわかった。母の気持ちに触れたから、大事なものがそこにあるだけでいいじゃないかと、考えがシンプルになったのかもしれません」と打ち明け、「僕の場合は、朝起きて犬の散歩に行けることだったり、そういう幸せが一人ひとりにある。
この作品によって、日常の中にある幸せに気づくことができた」と語った。
さらに、「コロナ禍だからこそ、より公開する意味のある映画」だと言い、「人との距離感や思いやる気持ちは、今一番必要とされている。身近にいる人に感謝したり、優しい気持ちになれる映画だと思うので、この時期だからこそ見ていただきたい」