糸川耀士郎&菊池修司、中止公演への思いと『富豪刑事』舞台で見せたい世界
と言ってくださって。その後には『ガチャリコフェスティバル』も中止になってしまったのですが、上演される夢を見たんです。『熱海』を上演しながら稽古もしていたので、思いが強かったんですよね。「ザ・エンタメ」という作品でもあったので、こういう世の中になったからこそ観ていただきたくもありました。それができなくなった悔しい思いはありますけど、またいつか、作品ができたらいいなと思いながら、頑張ろうと思います。なくなった舞台も、まだ諦めてはいないです。
糸川:僕はミュージカル『刀剣乱舞』~静かの海のパライソ~が、東京公演の途中で中止になりました。安全面を考慮しながら、どうにか一公演でも長く続けたいと思っていましたが、結局難しい状況で。
初主演舞台『ダイヤのA』The MUSICALも全公演中止になり、そのときはもう、絶望でしたね。しばらく何も考えたくない、みたいな。外出自粛期間中だったこともあって、塞ぎ込む感じになっちゃって、何日か落ち込んでたんですけど、結局落ち込んでもどうしようもないし、苦しい思いしてるのは自分だけじゃないから。もう、メンタル的にも状況的にも落ちるとこまで落ちたから、あとは昇っていくだけだなって、ふっきれちゃって、そこからはすごく前向きになれました。