2015年2月28日 13:31
『シドニアの騎士』×『楽園追放』スタッフがセルルック3DCGのこだわりを明かす
と太鼓判を押していた。
こだわりのポイントについて瀬下副監督は「アニメ化というより、日本最高峰の漫画を動かしたかった。キャラクターは三次元であることにこだわりました」と明かし、「原作の弐瓶勉さんの絵とキャラクターデザインの森山の絵をモーフィングで合成して、検証して、どのブレンド加減が一番いいのかを研究しました。肉々しげな実体感、肉感にこだわりました」と述懐。
そして、ロボットと戦闘シーンのキーワードに"ねじれ"を挙げ「ひねり、螺旋状の動きを意識しています」と話す一方で、"板野サーカス"(板野一郎氏による誘導ミサイルの変態的な軌道や機動メカの高速運動などの独自の演出手法)は禁止したという。「"板野サーカス"は大好きなんですが、それを僕らがやると個性がなくなってしまうので。『楽園追放』を見ると"板野サーカス"が素晴らしく、付け焼き刃でやってはいけないなと思いました」と関心していた。
水島監督は「作画アニメ寄りのディレクターを置いて、3DCGの中でもグラフィニカさんやサンジゲンさん的な作画アニメ寄りのところを使うという方針は最初からあって、そこに僕が入ったんです」と『楽園追放』の経緯を振り返る。