広告制作からSNS利用まで、仕事で写真を"正しく"使うための著作権セミナー - ゲッティ
今井氏はその理由として、広告媒体の多様化によって、ビジュアルの更新頻度を高める上で写真のボリュームが必要になってきたことと、コストにも考慮して一点あたりの単価を抑えなければならなくなったことにより、「低コスト・高ボリューム」に対応するロイヤリティフリーが重宝されるようになったと述べた。そして、ひとつのライセンスでさまざまな媒体をまかなえるなど「ライセンスの管理がラク」であることも大きなポイントだとした。さらに、自己責任となっている「被写体の権利」の部分について、万が一トラブルが発生して損害賠償請求された場合などに「免責補償」を付加しているサービスを行っているものもあると紹介し、「トラブル(損害賠償)に対する安心」についても注目すべきポイントだと語った。
○「ロイヤリティフリー」にも制限やリスクはある!
「ロイヤリティフリー」で購入した写真は、どんな用途で利用してもいいのだろうか? また、リスクは完全に回避できるのだろうか? 今井氏は「ロイヤリティフリーにも制限がある」とし、「利用用途」や「表現方法」、「ライセンス先」、「利用者数」といった4項目に関する制限がゲッティ イメージズのロイヤリティフリーには設けられていることを説明した。