広告制作からSNS利用まで、仕事で写真を"正しく"使うための著作権セミナー - ゲッティ
とのこと。例えば、制作会社がライセンスを購入し、ライセンス先も自社にした場合、クライアントのために画像を使って作成した成果物を納品することは可能だが、購入した画像をそのままクライアントに譲渡することはできない。これは別のクライアントに対しても同様で、購入もライセンス先も自社であることから、購入した画像を使用して作成した成果物を複数のクライアントに納品することは可能だ。
一方、制作会社がライセンスを購入し、ライセンス先がそのクライアントとなっている場合、制作会社がクライアントから委託を受けて作成した成果物をクライアントに納品することは可能だが、クライアントが成果物の作成とは関係なく制作会社に購入した画像をそのまま譲渡することはできない。加えて、この場合は制作会社が購入した画像を別のクライアントへ納品する制作物に利用することはできない。さらに、グループ会社間であっても、ライセンス先としては別会社扱いとなるので注意が必要だ。最後に「利用者数」に関する制限についても、許可された利用者数以上での使用は禁止されているので、使用可能な利用者数を把握しておく必要があるということだ。
○安心できる写真を利用する際のチェックポイント
最後に今井氏は、ストックフォトのロイヤリティフリーを安心して利用するための際の確認事項として「著作権はクリアになっているか」