温泉マニア御用達! 濁りに濁った温泉成分大量のひなび系温泉は長野県にあり
ちなみに、これより一桁少ないぐらいが一般的な温泉成分の総計である。初めて訪問した時は、温泉成分が固まった原型の分からない浴槽が見事で、思わず興奮してしまった。
内湯で使用している源泉は炭酸を感じるドバドバ状態! 身体を湯に浸けると若干の気泡がついて、ジワジワと効いてくるのが分かる。ちょっとだけ飲んでみると、炭酸を感じる濃厚な塩分と苦み、そしてダシのような味もする。
とにかく湯の鮮度は抜群で、源泉投入量は50~100L/分ぐらい。空気に触れて酸化すると緑に染まる源泉は、ここでは勢いよく注がれていることもあってか、酸化の影響をやや逃れて薄い緑となっている。
たまらなく気持ちのいい湯ではあるが、とにかく濃厚なのでゆっくりしすぎると湯上がりにどっと疲れがきてヘロヘロになってしまう。このレトロな空間で地元の人と会話しながら入ったり出たりを繰り返し、時には天井を見上げたりしてゆっくりする。
ホッと癒やされる、温泉好きにはたまらないひとときだ。
○何時間でも過ごせる露天風呂
内湯で十分温まったら、お目当てのぬるめの露天風呂へ! ただ、露天風呂へ行くには、温泉の入り口で靴を履いて、いったん外へ出なければいけない。