くらし情報『3Dプリンタを使ったものづくりの実際は? - 現場の声を届ける「monoFab Experience Day2」』

3Dプリンタを使ったものづくりの実際は? - 現場の声を届ける「monoFab Experience Day2」

とした山岡氏は、各課題にいかに対応しているか、実際の制作物を手に語った。

「すぐに欲しい」という要望は、製品開発期間の短縮が求められる中、短時間でのデザイン検討が必要になってきたのが要因だという。しかし短期間でも実際に触って確認できるものが必要だ。また「何回でも試したい」という要望もこれにつながるもので、作っては試すということの繰り返しでブラッシュアップを試みるための試作品が必要とされている。

「キーパッドの形状のように凸量によって触った感触の違いを知りたいという時には、加工時間を短縮できる発泡材を切削した。朝セット、帰りに裏面のセットをすれば、翌朝には両面の加工が完成していて、十分確認できる。手回しダイヤルが欲しいという要望には3Dプリンタで対応。こちらはおよそ8時間で対応できたと山岡氏。
繰り返しの試作に対しても、素材感が必要な場合には利用素材を選択できる切削加工機を利用して作り、細かく複雑な形状のものを試作したい時には3Dプリンタを使うという形で使い分けている様子が紹介された。「安くつくりたい」というのはどこにでも存在する要望だが「前例がない製品やサービスのプロジェクトほど予算が少ないため、試作にコストをかけず、正確なモデルが欲しい。

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