3Dプリンタを使ったものづくりの実際は? - 現場の声を届ける「monoFab Experience Day2」
そこで3Dプリンタと切削加工機を組み合わせて試作を行った」と山岡氏は現場での工夫を語った。
さらに3Dプリンタを使っていくうえで、材料を節約しようとした結果発生した失敗や、機器設置場所や普段の扱い方といった現場感溢れるユーザー目線での講演が行われた。「デザイナーの発想がすぐ形になることで、デザインの可能性は大きく広がる。これからもさらに継続して活用して行きたい」と山岡氏は結んだ。
●ものづくりの現場に根付きつつある3Dプリンタ/切削加工機
○3Dプリンタ、世界や現場ではどう使われている?
続いて「3Dプリンターブームの実際と、少し先の未来」と題した講演を行ったのは、ケイズデザインラボの原雄司氏だ。3Dプリンタに関する著作も多くある原氏は、自身を「3Dプリンタの人ではない」と紹介。メディア報道の熱は急激に盛り上がった後で冷めたかのように見えるが、実際のものづくりの現場には3Dプリンタやスキャナ、切削加工機といったものがしっかりと根付きつつあることを語った。
3Dプリンタを使って作られたものとして、アメリカのLocal Motorsが発表した実際に走ることのできる車のボディや、中国での建造物といったものを紹介。