ZOTACのGeForce GTX 960最上位モデル「AMP Edition」を試す - 大幅なオーバークロックによるパフォーマンスを確かめる
時間軸で見ると、ファン停止までの時間にも大きな差が出ているので、ここも快適度のポイントになるだろう。
ケースファンを減らせばアイドル時の動作音が抑えられる一方、高負荷時はGPUファンの回転数が高まり、ファン停止までの時間も延びることになる。大口径ファンや、ファン自体の数を増やすなど、アイドル時、高負荷時の動作音をバランスよく、スイートスポットを探すことが快適度向上には重要と言えるだろう。
○PCゲーマーデビューに最適な1枚。
ここまで、GeForce GTX 960を搭載するZotac GeForce GTX 960 AMP Editionを用いて、パフォーマンスと高画質化機能、そしてファン停止機能の挙動を調べてみた。繰り返しになるが、GeForce GTX 960自体、ガッツリとFPSゲームにハマっている方向けという性格ではないが、主にMMORPGやMOBA(Multiplayer online battle arena)を、時にFPSタイトルを遊びたいようなカジュアルなゲーマー向けと言える。
その中でも、FPSタイトルではやや若干不足気味なパフォーマンスを、オーバークロックで補うという性格の本製品は、同じGeForce GTX 960カードのなかでも、ちょっぴり快適なカードと言える。