ZOTACのGeForce GTX 960最上位モデル「AMP Edition」を試す - 大幅なオーバークロックによるパフォーマンスを確かめる
ゲームからDSRを指定する方法は、単純にDSRによる仮想解像度を選べばよい。DSRを有効にした段階で、ゲーム内の解像度設定に、指定した係数に対応する解像度が追加されている。そのため、例えば最大解像度が1,920×1,080ドットの「On-Lap 1303H」でも、4倍を指定して3,840×2,160ドットのベンチマークプリセットを動かすことが可能になる。
今回のベンチマーク環境で試した結果、FINAL FANTASY XIV:新生エオルゼア ベンチマーク キャラクター編の場合、係数が3倍となる3,325×1,871ドットまでは「快適」という評価で、その際のフレームレートが32.275fpsだった。また、グラフを見ていただくと分かるとおり、およそピクセル数ぶんフレームレートが落ちる計算で、係数が2倍ならフレームレートは1/2、4倍ならば1/4あたりに落ち着く。この計算式が、DSRの利用を検討する際の目安になるだろう。
○ファン停止機能の挙動を調べてみた
最後にファン停止機能について、もう少し調べてみよう。ファン停止機能は、基本的にGPU温度と消費電力で動作状態が決まるものとして、公式のしきい値が示されているが、これを確認してみたい。