オフショア開発 - リクルートテクノロジーズが12年越しのチャレンジで得たその極意
新しい分野にチャレンジしてどう改善していけるかというのが我々の取り組み、ひいてはリクルートという組織文化の強みだと思っているので、今後もずっと続けて行ければと思っています。
――もしも他社がオフショア開発にチャレンジする場合、これまでの知見をもとにアドバイスをいただけないでしょうか。
一個のプロジェクトで結果を出せというのは不可能です。ある程度の時間軸…例えば3年、5年、といった時間軸でどう育てて、どう投資してというプランを立てて、ここまで待とう、という覚悟を持てないならやめられた方がいいのではないかと思います。
もう1つは、現場を見ていろいろと試行錯誤することが必要だと思っています。初めは言葉も通じず、うまくいかないことも多いので、ちょっと失敗した時に「スキル不足だ」「経験が足りない」と判断しがちだったりするのですが、そこをどうやって丁寧に現場とコミュニケートして、一つ一つ克服していけるかが重要です。この2つを意識すれば、たぶんうまくいくと思います。もしチャレンジするのなら、長期的に見て、実験からやってみるのが良いのではないかと思います。