桜の撮り方 2015、夜桜撮影を成功させるポイント - 静岡・河津桜まつりで実践
ひとまず夕食はお預けにして、この時間帯を逃さず撮るようにしたい。
○機動性重視の手持ち撮影と画質優先の三脚撮影
夜桜撮影には、大きく分けて2つのパターンがある。ひとつはフットワークを優先し、高感度を利用して手持ちで撮る方法。もうひとつは、画質をより重視して感度を高めず、カメラを三脚に固定してじっくりと撮る方法だ。
手持ち撮影の場合、感度の設定はオート、または手動でISO800以上にセットする。こうすれば、強いライトで照らされた桜なら、手ブレせずに撮ることが可能だ。ストロボはオフにしよう。
PowerShot G7 Xは、レンズの開放値がワイド側F1.8、テレ側F2.8と非常に明るいので、暗所でも比較的速いシャッター速度が使えるメリットがある。
もちろん強力な光学手ブレ補正機構も備えている。さらに、1.0型という大型センサーを搭載し、映像エンジン「DIGIC 6」によって高感度ノイズを低減。まさに夜桜撮影にうってつけの性能といっていい。下の写真は、1/8秒の低速シャッターを使って手持ちで撮影したもの。ピントを合わせた部分をディテールまでシャープに写すことができた。感度はISO800を選んだが、高感度ノイズはまったく気にならない。