くらし情報『事例で学ぶAndroid活用術 (7) Androidを活用した運行管理システムで安全・安心の向上 - 大和物流』

事例で学ぶAndroid活用術 (7) Androidを活用した運行管理システムで安全・安心の向上 - 大和物流

親会社の大和ハウス工業が進めているICT導入によるペーパーレス化に連動するもので、建築現場から出る廃材を産業廃棄物として処理する業務をスマートフォンによって電子化した。

産業廃棄物のマニフェスト制度とは、排出業者(大和ハウス工業)が収集運搬業者(大和物流)および処分業者に委託した処理の流れをマニフストに記録して不法投棄を防止するというもの。当初は紙のマニフェストで運用していたが、法令で5年間の保管が義務付けられており、書類の仕分けや実績データの入力、保管場所といった管理業務が大きな負担となっていた。

そこで情報処理センターの運営するネットワーク「JWNET」を介して電子化したマニフェストをやり取する「電子マニフェスト」の採用を決めた。従来は排出業者から紙マニフェストの交付を受け、運搬終了後に報告書を排出業者に送付、さらに処分業者から受け取った報告書を保管するといった煩雑な書類の送付は不要になり、乗務員が産業廃棄物の積み込み、荷降ろしをするその場でスマートフォンから必要項目を入力し、情報処理センターに送信するだけでよくなった。データは情報処理センターに保管されるので、紙マニフェストの送付や保管業務は不要で、年1回の行政への報告も軽減された。

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