我々はユーザーのために立ち上がる - 冨田COOに聞くVivaldiブラウザ(前編)
として2013年11月に登場しましたが、あの時点ではTetzchner氏が何を考えているのか、正直よくわかりませんでした。
Operaのユーザーコミュニティの「My Opera」がシャットダウンされると聞いてびっくりして、そのコンテンツを移行できるサービスを急いで立ち上げないといけないと思い、何人かで大慌てで作ったのがVivaldi.netです。
あのときにはもうVivaldiブラウザを作るということは決まっていたんですが、表に向かってそう言うわけにもいかず、中途半端な形でしたね。でも、「で、ブラウザはいつ出るの?」とか書いてくれる人もいて、何人かのユーザーは「またブラウザをやるんだろうな」と思っていたみたいですけどね。
●今のブラウザはユーザーの声を聞いていない
――Tetzchner氏はOpera時代「顔の見えるCEO」といったイメージがありましたが、ユーザーコミュニティに対する取り組みにも力を入れていましたね。
Jonと僕の間でもあれやりたいこれやりたいといろいろ話はしていたんですけど、結局、今のブラウザはユーザーの声を聞いていない、あるいはユーザーの声に応えきれていない(というところが開発の原動力になっている)。