事例で学ぶAndroid活用術 (9) 岡山中学校・岡山高等学校がタブレットで教育スタイルを一新
授業の出欠や提出物の提出状況、クラブ活動など、常に生徒の状況を可視化できるため、以前ありがちだった保護者の方が状況を把握していなかった、ということがなくなりました。保護者の方からもっとも評価を頂いているのは、こうした生徒の情報がリアルタイムでわかる部分ですね」(明楽氏)
下記の動画は、岡山中学・高等学校での実際のタブレット活用の様子だ。
タブレットの活用頻度が進めば、一方でデメリットも出てきそうだ。たとえば、生徒が家庭にタブレットを持ち帰るとなると、ゲームやLineなどのアプリケーションで遊んでしまうような懸念はなかったのだろうか?
「確かに当初は生徒が遊びに使ってしまうのではないか、という懸念はありましたが、モバイル デバイス マネジメント(MDM)を導入すれば、許可されたアプリケーション以外は利用できないですし、インターネットの閲覧ページを制限できると分かりました。実際にそうしたトラブルは起きていないですね」(明楽氏)
○タブレット配布を拡大し、全校導入を目指す
今後はどのような教育展開を考えているのだろうか?
「2015年9月新中学3年の学年にもタブレットを配布し、新しい教育スタイルを展開していきます。