グローバルビジネスを成功に導く、CX向上・多言語化をいかに効率よく行うか
(同社・伊藤氏)
これに対応するのがSDL WorldServerだ。翻訳依頼作業の多くの部分を自動化・一元化することで、コストと時間の圧縮を可能にする。
翻訳すべきコンテンツ・データを受け取ったSDL WorldServerは、予め登録された各言語の翻訳担当者または翻訳会社に依頼メールを自動発送する。翻訳者は原稿をブラウザのフォームに入力することになるが、翻訳メモリや用語集はSDL WorldServerが一元管理しているため、過去に類似した翻訳例があれば、ブラウザ上で提示される。これにより新規に翻訳が必要な箇所が絞り込まれ、作業時間が短縮することはもちろん、全社的に統一された翻訳を仕上げられる。チェック依頼と受付も同様に自動で行われ、翻訳が完成する。
人が依頼作業を行うのに比べ、格段に時短が図れると同時に、表現のばらつきや翻訳発注の重複を回避できるようになり、大幅なコスト削減にもつながる。ある大手航空会社では、SDL WorldServer導入後、Webコンテンツ翻訳の70~80%、また某メーカーでは80%以上を効率化できているという。
○導入企業の満足度は、パートナー企業との連携強化でさらに高まる
これらのシステムは、既に国内での導入実績もある。