くらし情報『GDC 2015から見るWindows 10の新機能 - 阿久津良和のWindows Weekly Report』

2015年4月6日 17:49

GDC 2015から見るWindows 10の新機能 - 阿久津良和のWindows Weekly Report

DirectX 12に関して注目すべきはExecuteIndirectというCPU占有率を大幅に下げる機能だ。下図はDirectX 11とDirectX 12を比較したデモンストレーションだが、描画処理に関する負荷をCPUとGPUで制御することで、全体的なCPU占有率を軽減することが可能になる。例えば繰り返し処理を行う場合、DirectX 11はループ文を使っていたが、DirectX 12はGPUに処理を投げるだけで済むため、CPUの負荷が軽減するとPrincipal Development LeadのMax McMullen氏は説明した。

Microsoftの説明によれば、DirectX 11は並列化のネックなどGPU性能を完全に引き出すことができなかったという。そこでDirectX 12はゲーム開発者にGPU性能を開放し、さらなる処理の向上を実現する。ゲーム開発者の負担は増えるものの、エンドユーザー側から見ればDirectX 12の恩恵は大きそうだ。

PCゲームを楽しむエンドユーザー側から見たWindows 10の新機能が「Game Bar」である。基本的にはXbox appを起動するための新たなUIとなり、スクリーンショットやMP4形式によるゲーム動画の撮影が可能だ。

関連記事
新着くらしまとめ
もっと見る
記事配信社一覧
facebook
Facebook
Instagram
Instagram
X
X
YouTube
YouTube
上へ戻る
エキサイトのおすすめサービス

Copyright © 1997-2024 Excite Japan Co., LTD. All Rights Reserved.