2015年4月13日 18:12
「Office Lens」はスタンダードOCRアプリになり得るか - 阿久津良和のWindows Weekly Report
この際、撮影した画像はデバイス上で傾き補正を行った後、サーバー上でのOCR処理を経て、OneDriveへアップロードする仕組みである。
今回はWordを選択したため、OneDriveフォルダーの「ドキュメント\Office Lens」フォルダーにファイルが生成されたが、PowerPointやPDFを選択した場合も結果は同様。ただし、OneNoteを選択した場合は既定のQuickノートに、OneDriveは「画像」フォルダーにファイルを生成する。
ポイントはWordやPDF形式を選択した場合だ。前述したようにOCR処理で撮影画像上の文字列をテキストとして処理し、他のアプリケーションへコピー&ペーストが可能になる。PowerPointも同様の仕組みを備えているようだが、筆者が試した限りでは文字を画像として認識し、そのまま流用することはできなかった。
筆者が実際に使っていて便利に感じたのは、カンファレンス動画視聴時に現れるスライドの取り込みである。セッションによってはPowerPoint資料を公開しないため、その際はスライドをドキュメントモードで撮影し、PDF形式で出力すれば記事で引用する際や後から確認する場面でも便利だった。