室内飼いでも安心できない! 家の中に潜む猫にとっての危険まとめ
また、サプリメントにも注意が必要です。抗酸化作用のあるα-リポ酸は、どこのドラッグストアでも簡単に手に入りますが、猫が一定量以上摂取すると急激な低血糖を起こし死亡してしまいます。
α-リポ酸は猫にとって魅力的な香りがするため、袋を食い破って食べてしまった報告もあります。これは有効な治療方法がないため非常に危険です。他にも、猫に対しては危険なサプリメントもあるので、薬・サプリメントは出したままにせず、棚やボックスなど猫が届かない場所に保管しましょう。
○ひも・ビニールの誤食
特にまだ好奇心旺盛な子猫を育てている場合、ひも・ビニールの誤食に注意が必要です。誤食をしてしまう猫の殆どが0~1歳の猫です。飲み込んでしまうのは、スポンジ、ねずみのおもちゃ、消しゴム、靴下の欠片などがありますが、特に危険度が高いのはひも状のものです。
髪ゴムやビニールひもなどを飲みむと、腸を締め上げ腸が破れてしまうことがあります。特に紐を好んで遊ぶ猫、ビニールが好きな猫は出したままにしないように気をつけましょう。
○キッチンでの注意
基本的には、猫は火を怖がるので稀な例ですが、以前沸騰した鍋の中に足を入れ、肉球を火傷した猫が来院したことがあります。