金メダリスト 室伏広治がIOC理事 ウグル・エルデネルらと座談会を実施
エルデネル氏は、IOC理事、および医事委員会委員長の立場から「オリンピックが的確に運営されることによって、健康的な人々が生まれる、生活の貢献につながると思う」とコメント。また、ホルム氏は「高齢化社会の中でスポーツの役割を考えると、人々の寿命が単に長くなるだけではなく、生活の質を維持しながらの長寿ということが重要であると考える」と語った。
また、オリンピックとマスターズゲームの今後の連携については、「まだ明確に言うには時期が早いが、両者の間には合意があり、IOCでも連携を持っていこうという前向きな意思がある。今回、日本が初めての例になるのではないか」とホルム氏。エルデネル氏も「まず、アジェンダ2020に記載することが決定した、そのこと自体が重要」とし、オリンピックとマスターズゲームのさらなる連携強化を言明した。
さらに、2014年に“TIAS 短期プログラム”のオープニングスピーチを担当した室伏からは、「スポーツを通じての国際交流の場を設けることは非常に素晴らしいことだと思うし、広がっていくようにするべき。TIASには非常に大切なプログラム・教育の内容が盛り込まれており、頭で考える教育だけではなく、身体を通して体験する教育も重要だと思うので、そういったところで回を重ねていきながら深みが出てくると思うし、期待している」