高橋洋子が蘇らせる20世紀の名曲たち - カヴァーアルバム第二弾「20th century Boys & Girls II」
絵も観てないし、ストーリーも聞いていない。何も知らない中でのレコーディングでしたから」
――当初は、主題歌を歌う予定ではなかったとお聞きしていますが
高橋「最初は、エンディングテーマの『FLY ME TO THE MOON』をいろいろな人が歌うという企画で呼ばれた中の一人だったのですが、そもそも当時はキティレコードに所属していて、キングレコードさんで歌ってもよいかどうかもわからない状態だったんです。それで確認したらOKだったので、じゃあ歌いましょうかという話になったとき、それなら主題歌も歌えばって大月さんに言っていただいて(笑)。そんなノリでの抜擢だったので、まさかこんなにヒットするなんて予想もしていませんでした」
●「ふしぎなメルモ」では10歳の自分とデュエット!?
――それではほかの収録曲についてもお伺いします。まずは「カリキュラマシーンのテーマ/3はキライ」
高橋「『カリキュラマシーン』は、私が小学生のころに放送されていた番組なんですけど、すごく面白かったんですよ。その中でも、この曲のイントロが衝撃的でした。今回の楽曲でもそのテイストは残しているのですが、とにかく演奏が難しくて、ミュージシャンの方は、本当にプロ中のプロという方ばかりだったにも関わらず、みんな楽譜から目がまったく離せない状況でした。