従業員3300名が利用するインフラ基盤をロードバランサで高速化 - 寺岡精工
「稼働するサーバが200台になるなか、ビジネススピードに合わせたサービス提供を続けるには、すべてのロードバランサを統合して最適化する必要があると感じました」(夏堀氏)
こうして、2013年末より各社のロードバランサの比較検討を開始。移行した後も、環境整備に向けて新たに社内で対応しなければならないケースも数多く出てくることが想定されるため、社内のエンジニアでも操作に習熟できる使い勝手の良い製品であることなどに着目した結果、A10ネットワークスの「Thunder ADC」の導入が決定した。
夏堀氏は言う。「基盤整備の過程でどのような要件が生じるかわからない状況なので、どの機能を使うことになるか導入段階ではわかりません。しかし、使い始めてから使いたい機能が出てくるたびにコストがかかるのでは、使いたい機能も使えなくなってしまいますので、アプライアンスに備わるすべての機能を利用可能なオールインワンのライセンス体系は魅力的でした」
2014年初めに構成が決まり、3月には導入にこぎつけた。可能な限りシンプルな構成にするため、これまで使っていた複数のロードバランサを「Thunder 1030S ADC」