従業員3300名が利用するインフラ基盤をロードバランサで高速化 - 寺岡精工
に集約。IBM Notes/Domino 9や3000人を超えるユーザー認証の中核を担うActive Directory フェデレーション サービス(ADFS)、一部メールサービスに利用しているSMTPサーバ、外部からの安全なアクセスを可能にするSSL-VPN装置など、さまざまなサービスの負荷分散を実現した。
「既存のロードバランサの組み換えなども、すべて自分たちで行うことができました。切り替え時のサービスタイムラグは5分ほどに抑えられ、業務に支障を来さなかったのが何よりも大きかったです」と、夏堀氏は笑顔を見せる。
○アプリケーションのレスポンスタイムが10分の1に向上
Thunder ADCの導入後、すぐに実感できた効果がアプリケーションのレスポンス向上だ。とりわけ、同社ではJavaScript を用いたサービスが多いことから、アクセス時にロードするオーバーヘッドが大きくなりがちだった。それが、Thunder ADCのHTTP/HTTPS圧縮技術を利用したところ、HTMLやJavaScriptのレスポンスタイムが10分の1程度にまで改善したのだ。
「国内だと1秒ぐらいのレスポンスの違いはあまり感じられませんが、レスポンスタイムの影響が大きな海外拠点で調査を行ったところ、十分な効果を発揮していることを確認できました」