くらし情報『iPhoneographerの肖像 - 「リサーチを重ねた上、最良なタイミングで撮りにいくことでベストショットが生まれる」宮瀬浩一さん』

iPhoneographerの肖像 - 「リサーチを重ねた上、最良なタイミングで撮りにいくことでベストショットが生まれる」宮瀬浩一さん

iPhoneで撮るということに体が慣れていて、一眼レフを構えると感覚が違うので戸惑うんです(笑)。その感覚は何かというと、被写体との距離感と機材の量感でしょうか……。ワンレンズなので自分が撮りたい構図に納まるまで被写体に寄ったり離れたりしないといけないところとか、構えるというより手の平を翳して光景を写し撮るような感じが好きなんです。それと山に登ったりする時は、装備を軽くしたいので、重い機材を運びたくないんです。今年の冬に雪山に入った時、iPhoneと一眼レフを持っていったのですが、一眼レフの出番はなかったです(笑)。一眼レフは外気と山荘内の気温差でレンズの中まで曇ってしまい、当分使いものにならなかったんです。○"Exploring the earth"という撮影テーマ

――宮瀬さんは"Exploring the earth"というテーマでもInstagramに投稿を続けている。この活動についても少し訊いてみた。


"Exploring the earth"というテーマは、私のライフワークです。表現したいのは、写真へのある種の感情移入なんですよ。風景の中にぽつんと人が写っているのですが、それはポートレートとしての表現ではなく、その人は写真を見る人の置き換え表現なんです。

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