2015年4月23日 17:14
フォントの太さ等をユーザーが微調整できる「TP明朝フィットフォント」発表
が21段階、ウエイト(縦画の太さ)が51段階、合計1,071のフォントを用意している。
○コーポレートフォントの需要増加を背景に開発
同社の鈴木功代表取締役から、同フォントサービスの概要が語られた。従来のフォントのウエイト・コントラスト展開を大幅に広げた「TP明朝フィットフォント」がリリースされた背景には、近年、企業などのブランドを表現する手段として需要が高まっている「コーポレートフォント」があるという。
フォントを独自にカスタマイズしたいという問い合わせが多く寄せられたことから、同社では2013年にアジャスタブル機能を開発。これにより、ウエイトやコントラストを変更した場合でも、字画の比率が適正で常にバランスのとれた状態を保つことが可能になり、これまでは個別に企業の要望に対応するために活用してきた。今回発表された同フォントサービスは、その機能をさらに拡充することで、ブランドに最適なフォントの導入を迅速に可能にするサービスとしてリリースされたという。
また、同社のタイプデザイナーである両見氏が続けて、同フォントの「コントラスト」の概念を解説。横画の太さに合わせ、縦画だけでなく、跳ねや払いなどの太さも微調整している。