これから流行る!? 新飲料「ライスミルク」ってなんだ?
このように発売前から大きな注目を集めている新製品だが、消費者の間からは「国産のものを待っていた」という声が非常に多く寄せられているという。
「食のトレンドに敏感な方を中心に、ライスミルクに既に注目していて飲んでいるという方が多くいらっしゃるのですが、やはり現状は輸入品が中心。どれもミルクの味に似せてつくっており、味を調整するために砂糖や食塩など、いろんなものが入っているんです。でも当社の商品の原材料は玄米だけ。実際に飲んでいただいた方からも『甘すぎず、お米本来の甘みが感じられておいしい』と好評です」と亀井氏。
本製品は、玄米のみを使用し、キッコーマンが本みりんの醸造で培った“糖化”という技術を応用し、玄米が持つ甘みを引き出すことにこだわっているのが特徴。ちなみに、糖化とは「デンプンなどの多糖類が分解されてオリゴ糖やブドウ糖などになる化学反応。こうした糖が生まれるため、ほんのりとやさしい甘さが出るんです。
本製品では、細かくした玄米を水と混合し、酵素により、液状にしています」とのこと。
○“飲む食べ物カンパニー”キッコーマン飲料
一方、商品の開発にはかなりの年月を要したという。亀井氏は「一番初期の段階から言えば5年以上は経っています。