これから流行る!? 新飲料「ライスミルク」ってなんだ?
お米の飲料を作るという構想は昔からありましたが、プロジェクトが立ち上がったのは5年前になります。2009年に、キッコーマンの飲料事業が独立して新たにキッコーマン飲料という会社ができました。立ち上げ時に将来のビジョンを描くなかで、“飲む食べ物カンパニー”としてお客様に価値のある商品を作り続けることを決意しました。というのも、そもそも弊社は豆乳やトマトジュース、野菜ジュース、果汁飲料などを展開してきました。いずれも食べ物を飲み物にすることで、良い素材を気軽に摂れることを実現してきました。食べ物を飲み物にすることで、新たな価値を提供したいというのが基本精神でもあるんです」と振り返った。
さらに、実際の開発課程においては「お米の甘さを引き出すというのが簡単なようで大変でした。みりんの醸造の糖化の技術を応用しているのですが、酵素の力を十分に働かせるというのが難しかったです」と苦労を語る。
また、今回“お米の飲料”に辿り着いた経緯としては、やはりお米が日本人の主食であることに他ならない。「キッコーマンは和食の会社ですので、米をなんとかドリンクにすれば新しいエネルギー源になるのでは?と考えました」