事例 : プロアクティブが、オウンドメディアでオロナインを紹介する理由
「1つは、ネットの情報を使わないこと。正確な出典を書籍で調べたり、社内で契約するスキンアドバイザーや皮膚科医に相談するなど、本当に自分で悩んで自分で答えを出して書くことを徹底してもらいました。もう1つは、記事1本ごとに検索キーワードを決め、どんな人がどんな状況で検索してその記事を見に来るのか、ペルソナを細かく想定し、スタッフに回覧して全員が納得してから書くということです」(藤原氏)
悩んでいる人にとってそれが本当に良いコンテンツになっているのかということを、検索する心理から追求しようという考えだ。
また、執筆する段階においては検索の入り口からコンバージョンまでのファネルを想定。「漠然とニキビで悩んでいる人」か「なんとなく自分のニキビの原因がわかってきた人」「商品情報に触れて購入を検討し始めた人」という3段階のうち、どの層に向けて伝えるのかを明確にイメージして記事を執筆してもらう。こうした努力により、ほとんどの記事が公開から一カ月程度で、狙ったキーワードのファーストページに表示されるほどSEO効果を挙げている。
当然ながら、この方法でコンテンツを作るには相応の時間と労力がかかる。通常業務を行いながらでは企画した記事が予定通り進まないこともあるが、「量より質を重視する」