ソニーのテレビ事業、11年ぶりの黒字 - 2014年度決算
と語った。
また、「映画」は売上高が16.1%増の1兆200億円、営業利益は55億円増の640億円。メディアネットワーク事業の売上拡大を見込んでいる。音楽は売上高が1.6%減の5,500億円、営業利益は134億円増の740億円。デジタル化への対応、アーティストの発掘活動、事業の多角化を推進するという。金融は売上高が2.2%減の1兆600億円、営業利益は183億円減の1,750億円とした。
なお、為替の感応度は、エレクトロニクス5分野で、米ドルに対する1円の円安で70億円のマイナス、ユーロでは55億円のプラスになるという。また、2015年度の構造改革費用として350億円を予定。
さらに、PCの撤退に伴うサポート費用が2015年度にも100億円弱発生するとした。そのほか、吉田CFOは、「当社は過去7年で15回の下方修正をしている、市場からの信頼を回復する必要がある」などと述べた。
●2014年度の連結業績
○テレビ事業の黒字化は大きな意味を持つが……
一方、2014年度の連結業績は、売上高が前年比5.8%増の8兆2,158億円、営業利益は158.7%増の685億円、税引前利益は54.3%増の397億円、当期純利益は前年度の1,283億円の赤字だったものが、1,259億円の赤字となった。