女優・真野恵里菜、押井守ら実力派監督たちから支持される理由とは?『パトレイバー』で見せた覚悟
とかテーマを決めて作品にのぞまれるんですか?
逆に自分で色を決めないでいこうと思っています。やっぱり監督によって撮り方がぜんぜん違うこともあるので。「映像作品はこうやって撮るんだ」と、自分の中で決めちゃうと、対応しきれなくなると思うんです。だから、まっさらな状態でのぞみたいなと。最初は時間がかかり、監督にも「なかなかわかってもらえないな、真野は」って思われるかもしれないけど、少しずつ作り上げ、作品に合った色になりたいですね。
――女優として、目指すところは具体的になってきましたか?
まだ、到着点はわかりません。でも、そこに向けて歩いていけてはいるのかなと思っています。ハロー!プロジェクトを卒業した先輩たちが、バラエティ番組や舞台などで活躍している姿をたくさん見るんですが、私は映像作品で結果を残したい。
――確かに、まだ映画賞などでも賞を獲っている印象はないですね。
だから、映画賞が発表される時期になると新人賞の結果が気になりますし、「そういえば新人賞っていつまでもらえるんだろう」と考えたりします。
――同世代の女優さんに対してもライバル心は強い?
やっぱり意識します。「この役やりたかったな」