音楽の"共通言語"「楽譜」ってデジタル上でどうやって作っているの?
と楽譜に対する周囲の印象の変化を語る。続けて「楽譜に対して苦手意識を持っていた人こそ、こういったソフトを使うことで自然と"音楽"が身に馴染んでくるようになると思うんです」とコメントした。
最近ではFinaleを楽譜を浄書するためのツールとしてではなく、アマチュアの間で、演奏や作曲用に活用しているユーザーも増えているという。「趣味で楽譜をトレースして楽しんでいる人もいるみたいです。もともと楽譜の出版用で始まったFinaleですが、価格も安価になり、2000年代後半から“プレイバック”という演奏機能が充実してきました。趣味で交響曲の楽譜をFinaleで全部入力して演奏させて楽しんでいらっしゃるシニアの方とかもいます。あとは思いつくままに音符を入力したものをあとから修正して、専門的に音楽を勉強した人でなくても気軽に作曲に挑戦してみる人も増えてきています。そしてそれをCDにしたりして、楽譜作成ソフトとしてではなく、音楽ソフトとしても楽しんでいただいているようです」と紹介してくれた。
さらに、「Finaleは教育界への導入も目覚ましいです。例えば、“色音符”と呼ばれる、幼児期の初期の音楽教育で利用されているメソッドにも対応しているんです」