花魁級の遊女はインテリ美人だった!? 愛され遊女から学ぶ3つの鉄板恋愛術
また、字のキレイな遊女も多く、平安時代の名筆にも劣らない字を書く遊女がいたり、「町娘は遊女の字を手本にしなさい」と勧める本もあったくらい。キレイな字を書く人ってすてきですよね。そこで、遊女たちの3つの鉄板恋愛術を見てみましょう。
○1)忘れかけていた頃に手紙
遊郭でのおきては本気にならないこと。遊女は1日に何人もの男性の相手をするわけですから、いちいち本気になっていては彼女たちの身が持ちませんし、客本人も十分それを理解していました。だからこそ、いかにして本気と思わせられるかが最大のカギだったのです。「ひょっとして自分だけは……」そう思い、通ってしまった男性も少なくありません。
では、ウソもマコトにするような遊女たちの恋愛術とはどんなものだったのか。
まずは「手紙」を送るタイミングです。遊女は客が帰った4~5日後に手紙を送ったと言われていますが、それは自分のことを忘れないでもらうため。手紙を受けとった瞬間、男性の脳裏には忘れかけていた遊女との楽しいひと時が思い出されたことでしょう。
○2)男性の心を揺さぶる口説
次に「口説(くぜつ)」。口説は痴話喧嘩(ちわげんか)のことですが、遊女の場合は男性をその気にさせる言葉のかけ方を指します。