2015年5月27日 06:00
「VAIO Z Canvas」の開発コード名は"源心"だった! - VAIO meeting 2015#2潜入レポ
なお、「源心の太刀」は、信州の海野口城(武田信玄の初陣の地)に立てこもった剛の者、平賀源心入道が携えていたと伝えられる刀だ。信州といえば今の長野県、「VAIOの里」であるVAIO本社がある場所でもある。
○クリエイターとの「共創」を経て完成
「VAIO Z Canvas」の開発裏話では、「共創」のプロセスを通じ、いかに課題をクリアしてクリエイターの役に立てる製品に仕上げていったかが語られた。
同機は、実際にクリエイターが試作機を使うなかで挙げられた長所のポイント、短所のポイント(改善点)を、実際の製品へ落とし込む作業を繰り返して作り上げられた。このプロセスを同社は、共に作る「共創」と紹介。初期に集められた大きな不満の声は「画面の熱」「手の誤反応」「ガラスの厚み」といったものだったが、これらの声が挙げられた背景には、「集中して描きたい」というクリエイターらの潜在的な需要があった。
「集中して描きたい」――この潜在ニーズを満たすため、「VAIO Z Canvas」は高性能と、クリエイターにとっての使い勝手の両立を図った。具体的には、TDP 47WのCore i7-4770HQや、片手で操作できる独自のスタンド機構の採用などで、これを実現するには「電力設計」