くらし情報『面倒くさいという気持ちはブラック企業の恰好の餌食? - サイレントマジョリティOLの実態』

2015年5月30日 11:00

面倒くさいという気持ちはブラック企業の恰好の餌食? - サイレントマジョリティOLの実態

って話し合っているのに、いざ、朝になるとちゃんと一時間前に来てしまうんですよ。

――その一時間で何をしているんですか?

普通にお金を計算したりとか、事務全般ですね。もちろん、早く来てもお金なんか支給されないんですよ。でも、来ちゃうんです。その子の気持ちもわかるんですよ。いちいち歯向かったり反発するのって、めちゃめちゃ面倒くさいじゃないですか。そんな面倒くさい思いをして抗議をするくらいなら、まだ朝早く来たほうが楽なんだと思います。私もそういう気持ちはありましたから。


――そんな状態で、会社の空気なんていいわけないですよね……

そうです。だから、あまり文句を言えないでいた同僚の女の子は、ある日突然爆発して辞めちゃったんです。朝、早く来ているのに、その時間内で朝ごはん食べていたら怒られちゃって。最後は、そんな小言を言った社長に物を投げつけて外に飛び出して言って、それで辞めてしまいました。

○おかしいことはおかしいと言う気力

――辞めるときには、文句は言われないんですか?
それはないんですよ。人材は使い捨てだから、またすぐ派遣会社から紹介してもらえばいい。そこの社長は言っていました。「不況で人があぶれていいところに就職できないと、うちみたいな会社にも比較的経歴のまともな人が来るからいい」

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