くらし情報『IPAの今月の呼びかけ(6月) - 日本を攻撃目標としたランサムウェアの流行が懸念』

2015年6月2日 17:54

IPAの今月の呼びかけ(6月) - 日本を攻撃目標としたランサムウェアの流行が懸念

PC内のユーザーデータを暗号たするランサムウェアである。PC内に保存してある文書、写真などのデータを暗号化する。そして、元に戻す(復号キーを入手)ためには、金銭を払えと脅してくるのである(もちろん、支払っても戻る可能性はない)。

PC乗っ取り型では、ランサムウェアを駆除することで解決する。しかし、クリプト型ランサムウェアでは、駆除しても暗号化されたデータは元に戻ることはない。最近の暗号化はAES-265やRSA暗号などが使われ、復号キーを入手する以外に元に戻す方法はないといってもいいだろう。この点が、非常に悪質なところである。

そして、IPAが警告するのは、流暢な日本語が使われている点である。
図3は、IPAに寄せられたランサムウェアに関する相談数の推移である。

初めてIPAに寄せられたランサムウェアに関する相談は、2011年7月とかなり以前であった。当然ながら、その頃の脅迫文は英語であった。ところが、2014年12月に日本語のランサムウェアの相談が寄せられるようになった。2015年4月には日本語によるランサムウェアの相談が6件となった(そのうちの1件は、企業から寄せられた相談であった)。

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