くらし情報『主婦が新聞読んで聞いてみた (3) 「配偶者控除」が見直し!? 新制度になると、どうなるの?』

2015年6月4日 09:00

主婦が新聞読んで聞いてみた (3) 「配偶者控除」が見直し!? 新制度になると、どうなるの?

なんですよ」と、福田先生が指摘してくれた。ここでちょっと整理してみよう。いわゆる「扶養の範囲」といっても、「所得税」と「社会保険料」では、そのラインが違う。

収入と所得の違いなど話始めるとキリがないので、今回は、ザックリと妻の収入が社会保険の壁を超える年収130万円(月額およそ11万円の収入)の場合の所得税と社会保険料の額を試算してもらった。

(※他に考慮すべき2点 - (1)夫が配偶者控除を受けられなくなるので、夫の税金増、(2)夫の会社から支給される家族手当の支給基準が「妻の収入103万円以下」の場合が多いので家族手当が受けられなくなる可能性)

どうだろう? 税金額と比べて、いかに社会保険料の負担が大きいか、おわかり頂けるのではないだろうか? もっとも、社会保険料を自分で払うことのメリットもある。厚生年金保険料を払っているということは、将来もらえる年金が増えるということだし、勤務先の健康保険に入った場合は傷病手当金の対象になるなど、扶養の範囲内の場合より社会的保障は厚い。

○社会保険の壁が106万円(月額およそ8万8千円の収入)に!

しかし、2016年10月から、社会保険の壁が106万円に下がってしまう。

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