2015年6月4日 14:13
くる病に影響する紫外線と「ビタミンD問題」、どう対処したらいい?
「子供にもきちんと紫外線予防をさせ、日光浴の必要はない」という意見が多くなっていた。だが、この「ビタミンD問題」によって、「日光浴をさせるべきなのでは? 」という意見も多くなり、ママたちの間では「日光浴させるべき? させないべき? 」と悩む声が増えている。
子どもに起こる「くる病」に由来するビタミンD不足を問題視しがちだが、ビタミンD不足は子どもだけの問題ではない。厚生労働省の「平成21年度国民健康・栄養調査報告」によると、大人も慢性的にビタミンD不足に陥っているという現状がある。
特に女性の場合は、閉経後に骨がもろくなる骨粗しょう症のリスクが高まる。ビタミンD不足状態をずっと続けていると、将来、骨折などを起こして寝たきりになってしまう可能性も否定できない。
○日光は長時間浴びるべきではない
ビタミンDを体内で増やすため、日光浴をすべきか否かの結論としては、「長時間浴びる必要はない」が当てはまると言える。あえて日光浴の時間を作らずとも、外で活動する時間で十分浴びているという意見もある。
時間にして、トータルで10分程度。それ以上の日光浴は、逆に皮膚がんなど別のリスクを高めてしまう可能性もあるからだ。