2015年6月5日 10:35
歯科医師が教える「正しい歯磨き方法」のポイント5つと、意外なうがい法
具体例をまとめたので、参考にしてほしい。
■虫歯を予防したい場合……フッ化物や消炎成分配合製品がお勧め
■歯肉炎・歯周炎を予防したい場合……殺菌成分や消炎成分配合製品がお勧め
■歯がしみる場合……知覚過敏抑制成分配合製品がお勧め
○うがいはできるだけしない!
そして、歯磨き粉をより効果的に使う方法として、今村先生は「うがい」をあげた。歯磨き粉を使用して歯を磨き終えた後、口の中に残っている歯磨き粉を吐き出すことなく、約10~15mlの水を含んで数十秒間のうがいをする。それ以外にうがいはせず、その後2時間ほどは飲食を控えることが、歯の健康に良いという。
「市販されている歯磨き粉の9割以上にはフッ素が入っているなど、歯磨き粉の中には多くの成分が含まれています。それをうがいで出してしまっては意味がないんですね。アメリカでは、歯磨き時に『うがいをするな』と言われているぐらいです。日本人の習慣には合わないかもしれませんが、さまざまな有効成分を口の中に停滞させずに出してしまうのはもったいないです」。
この「歯磨き粉を吐き出さず、不必要なうがいは避ける」という概念を意外に感じる人や、「口の中に歯磨き粉が残ったままでは気持ち悪い気がする」