くらし情報『住まいと安全とお金 (24) 資産としての住まい(3) - 住まいの資産価値は次世代の人生設計に大きく関与』

2015年6月18日 10:55

住まいと安全とお金 (24) 資産としての住まい(3) - 住まいの資産価値は次世代の人生設計に大きく関与

いずれ親が所有していたアパートなどの一室等を引き継ぐ事ができます。

一方、住まいの耐用年数が低いままであれば、日本の若者は生涯の中で必ず住まいを手に入れる費用を捻出しなければなりません。住まいの耐用年数が低いということは、賃貸価格も高いことにつながります。特に首都の東京は土地価格が高いこともあり、賃料負担はバカになりません。年金生活者にとって家賃負担は相当なものになるでしょう。

従って定年までにローンを完済すれば持ち家のメリットは大きいのですが、一生の中で必ず住まいを手に入れる必要があるということは、世界の若者との競争において、最初のスタートラインからハンディを負うことになります。単に金銭的負担だけでなく、心理的負担感も少なくないと思います。日本の住まいも何代にも渡って使い続けられるだけの耐用年数を有しないと、世界的には負けていくことになります。


○中古住宅はなぜ安いか - 管理の悪さが中古市場の質を低下させた

戦後の高度成長期以前の住宅は、資材も満足になく、住宅を入手する資金力もあまりない中で、さほど質の高くない住まいが量産されました。建売住宅も平屋が珍しくありませんでした。私が中学と大学時代を過ごした住まいも社宅でしたが平屋でした。

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