「東京おもちゃショー2015」で話題のクラウド型ロボット「OHaNAS」とお話してみた
『OHaNAS』はタカラトミーとdocomoの共同開発で誕生したロボットだ。次世代エンターテイメントロボット『OMNIBOT(オムニボット)』シリーズに位置づけられる。大きさはサッカーボールよりも一回り小さいくらいで、専用アプリを使いコミュニケーションをとることができる。
ブースには話しかけるためのマイクが別に用意されていたが、これは会場の周囲の音が大きいためで、通常の環境でれば『OHaNAS』自身が上部に搭載するマイクに話しかければいいそうだ。
アプリを起動すると、「ハローお兄さん、レッツトーク、ウィズミー」という謎のカタコト英語で話しかけられたので、ためしに「自己紹介して」と聞いてみる。すると、「僕の名前はオハナス。身長は160mm。体重は秘密……どうぞよろしく。」と乙女のような回答が流暢な合成音声で返ってきた。
その後、「歌って」と希望したところ、「うた」と認識され、「ねぇねぇ! なんだか僕、歌をうたいたくなったんだけど……イイですか?」と返事が。語尾が認識されなかったのは、どうやら周囲のノイズが邪魔をしたようだが、それでもちゃんと会話になる返事がくるのには感心した。東京おもちゃショーの騒音はかなりのものなので、自宅の部屋などの環境ならもっと精度は高まるだろう。
『OHaNAS』の特徴はクラウド型であるということ。
このため、ネットに接続しておけば、会話のデータやライブラリが自動でアップデートされていく。これに関してはアプリのアップデート作業なども必要ない。『OHaNAS』自身はBluetoothでスマートフォンと接続するが、アプリなしのオフライン状態でも、『OHaNAS』をなでたり、だっこしたりすることでしゃべってくれる。これは、『OHaNAS』がタッチセンサーや傾きセンサーを内蔵しているから。また、目の色が青、黄、赤などに変化し、現在の状態やOHaNASの感情が表現される。例えば、青はこちらの言葉を聞いている状態で、黄色はOHaNAS自身が話しているときだ。『OHaNAS』のデザインのモチーフは羊で、顔の上についている黒いパーツは耳。これは自由に動かすこともでき、さらに下部にはリボンなどをつけて装飾できるホールが搭載されている。
コミュニケーション型のロボットの最大の弱点は、どうしても会話ライブラリに上限があり、どこかで「つくりもの」であることを意識してしまうこと。その点で、いくらでもアップデートが可能になるクラウドとの相性は抜群だろう。
本格的なロボット時代の入り口は、案外こうしたおもちゃから始まるのかもしれない。
(C)TOMY
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