と注意を促す。
そこで思い浮かぶのが目を洗浄するための"洗眼薬"だが、松田先生は「使い過ぎは禁物」と警告する。「洗顔と同じで、あまり洗い過ぎても、目の表面に必要な脂などの潤い成分が失われてしまい、ドライアイを悪化させてしまうのでほどほどに」とのこと。
また、夏のドライアイのいちばんの原因であるエアコンによる乾燥対策としてオススメなのは、"温罨法(おんあんぽう)"。漢方医学の治療法のひとつで、患部を温めることで新陳代謝を活性化させる効果があるとされるものだが、これを目にも行うといいそうだ。
「ホットタオルを瞼の上に乗せて温めます。血行がよくなることで脂の分泌が促進され、涙の蒸発を防ぐ効果があります」と松田先生。
○ドライアイを防ぐには
その他、エアコンと並んでドライアイの三大要因とされるのが、コンタクトレンズとパソコンの使用。
ドライアイを防ぐための松田先生からのアドバイスは次のとおりだ。
「コンタクトレンズはできるだけメガネを使用するようにして装用時間を短く。最近では保湿機能付きのメガネもありますので、そうしたものを利用するのもひとつです。パソコンは画面が目線よりも上になると目を見開くことになるため、乾燥しやすくなります。